ファンタジーステークスの概要
1996年に阪神ジュベナイルフィリーズの前哨戦の位置付けとして新設された。出走条件はサラ系2歳(旧3歳)牝馬限定である。創設の際は、1月に施行される3歳(旧4歳)牝馬限定オープン特別競走である紅梅賞(現紅梅ステークス)から、KBS京都のスポンサー枠を引き継いでいる。
放送局が競馬の重賞レースのスポンサーを務めるケースは多いが(フジテレビ賞スプリングステークス、関西テレビ放送賞ローズステークス、東海テレビ杯東海ステークス、テレビ西日本賞北九州記念、CBC賞→中部日本放送)、独立UHF放送局がスポンサーを務めるレースはこのレースのみである。1969年のテレビ放送開始以来、自社制作で尚かつエリア外の開催(小倉・中京)にもクルーを派遣してまで制作する競馬放送を行ってきた実績が認められたからかと思われる。
ちなみにKBS以外の独立U局の中にもスポンサーを務める競馬の競走はあるがいずれも条件特別戦である(tvk賞、千葉テレビ杯、テレビ埼玉杯。チバテレだけ中山、ほかは東京での開催)。また、○○賞(杯)△△ステークスというような形のレース名では一般的に「○○賞(杯)」の部分が省略されるケースが多いが、このレースを呼称する時に「KBS京都賞」が省略されることは何故か少ない。
中央競馬における最初の2歳牝馬限定の重賞であるため、主に早い時期から好成績を残してきた有力2歳牝馬が出走する。そのため本競走で優勝するような馬は若い時期に能力のピークを迎えてしまう馬が多く、翌年以降は成績が下降してゆく傾向が強い。
それでもプリモディーネが桜花賞、ラインクラフトが桜花賞、NHKマイルカップを、スイープトウショウが秋華賞、宝塚記念、エリザベス女王杯を優勝した他、ロンドンブリッジが桜花賞で2着に入るなど、牝馬三冠路線で活躍する競走馬や、アストンマーチャンのように3歳ながらもスプリンターズステークスで古馬や牡馬を負かす競走馬も輩出しており、阪神ジュベナイルフィリーズ前哨戦だけにとどまらず、名牝輩出の登竜門レースとも言われている。
現在の優勝レイの配色は、薄紫色の地に黄色文字となっている。(Wikipediaより抜粋)
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